総合職女子よ、これでええんや!

総合職女が、自分の納得できる夢を掴むまでのライフハック・活動ブログ。大企業・(今は)東京勤務。

ワイ20代女入院患者、センスのいい差し入れ・見舞い品の<観点>を説く

「ちょっとした差し入れ」、めちゃくちゃ人間性出ると思う

お昼ですね。

お盆の帰省や旅行のちょっとしたお土産を携えつつ、社食やお弁当で休憩している総合職女子の皆様、本当にお仕事お疲れ様です。

ところでこの「ちょっとしたお土産・差し入れ」。私は非常に気になる人間である。

相手や集団(自分の課とか)のことをしっかり考えているかどうか、全く如実に出てしまうと思う。特に、相手のことを考えていない場合に。

恋人にホワイトデーにお返しをあげる際に、いの一番にネット人気ランキングを調べる男は信用ならないし(これ本当に結構いるけど、いつか注文履歴とかばれたらどうするのだろう)

おじさんがたくさんいる課へのお土産に、ご当地じゃがりこみたいな乾いたお菓子を買ってくる女もいただけない。

なんだか清少納言みたいな気分になってきたが、要は相手のことを慮っていますよ、と伝えるために差し入れとはするものだと思う。それが伝わらないものは恩着せがましい上に、「差し入れをしなきゃいけないのかな...」みたいな悪習を産む温床となるので害である。

 

入院中、友人たちの差し入れが素晴らしかった理由は<観点>

入院中、お盆休みの会社が多かったこともあってか、暇を極めた私を見舞ってくれた友人たちが何人かいた。来てくれるだけで十分有難かったのだが、彼女らの差し入れが非常に素晴らしかったのでご紹介したい次第である。

もの自体の嬉しさというよりどういう<観点>で選んでもらえたかとてもわかりやすく、それが私のことを考えているなあということがよくわかって、心地よかったのだ。

 こういうものがいいですよ、というより、観点別にご紹介する。

 

 

観点1:相手の最低条件を踏まえ、おかれた状況を理解する

当たり前の話であるが、相手のおかれた状況をよくわかっていることが前提だ。

友人は、「食べられないものある?」「甘いのとしょっぱいのとどっちがいい?」など細かく聞いてきた結果、銀だことスタバのチャイミルクティーを買ってきた。

食事制限はないのに超健康的な病院食に飽き飽きしていた私にとって、ソースもシナモンも氷の感覚も、どれも新鮮で物凄く嬉しかった。

もちろん入院中にこれらを食べられない人はたくさんいるだろう。そういう人には買ってこられても処分に困るだけである。

 

聞ける関係・状況であれば、相手のことは事前によく聞いておいたほうが個人的にはいいと思う。聞けないなら、想定される最低条件を抑えるべきだ。おじさんは胃が弱いのだから、カスッカスの乾いたお菓子よりも、小さくても高級なものがいいだろう。そのくらいの想像力は働いて然るべきだ。

ちなみに私は、恋人同士でもこのルールは適用してもよい派である。

彼はそういうのにとんと疎いタイプなので、物を贈ってくれる前には何がほしいかとか必ず聞いてくるし、私も言うようにしている。「え~察してや!」という乙女心もなくはないが、お互い気持ちよく長く過ごすため礼儀を通しているような感覚である。

観点2:相手の<どの感覚>を喜ばせるか(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)

良い差し入れというのは、相手のどの感覚を喜ばせるか、目的がはっきりしている。

友人の一人は、海外の絶景と美術館を特集した、薄い雑誌を数冊差し入れてくれた。

彼女が、私の好み(海外や芸術)を知っているからというのもあるが、病院というのはとかく視覚的に楽しいものがない。真っ白な天井とベッドばかり。

「食事は管理されたいいものが出ているから」と彼女は言った。飽きていたのも事実ではあるが、言うことは大変もっともである。

相手の置かれた環境をよくよくわかった上で、どの感覚を楽しませる気か、物凄く心得ている子だと思った次第である。

(実際にもらったもの一部:BRUTUS No.848)

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おまけ:寝たきりの伯父へのお礼

 今回入院したことが、お盆に親戚が集まっているうちに知れてしまい、恐縮なことにお見舞い金もいただいてしまった。その中には、去年脳梗塞で寝たきりになった伯父からの分も混ざっていた。全く情けなく申し訳ない話である。

遠方でなかなか会いにいけないので、快気祝いを贈るときには、伯父には触覚か視覚を楽しませるようなものを贈りたいと思っている。何があれば良い候補があれば教えていただきたい。